屋外に防犯カメラを設置する際の注意点

防塵防水性能について

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防犯カメラの設置場所が屋外になるケースも多いと思います。


屋外に設置する場合、カメラの規格がIP66以上の防塵防水性能を有している事が重要です。
このIP〇〇という規格についてですが、異物の侵入に対する保護 の等級をを示すもので、IPの後に続く数字が、それぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しています。


防犯カメラの専門業者に依頼する場合は間違ってもIP66以下のカメラを屋外に設置することはないと思いますが、ご自身でカメラを選択購入し、設置は別の業者に頼むといったケースはカメラの規格を確認した方がよいでしょう。


日本国内でカメラを設置する場合、寒冷地の場合カメラ内部が結露したり不具合をきたす可能性があるため、対応品を選択する必要がある場合もございます。


寒冷地用に温度センサーが搭載されており、温度に応じてヒーターやファンが作動しカメラ本体の温度を 適正な温度に保ってくれます。

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・配管 配線について

弊社では、屋外に配線をおこなう際には必ず配管を敷設しています。(架空配線を除く)その理由としては
〇見た目に配慮するため
〇配線を様々なものから保護するため(直射日光、水など)
〇誤って切断される、意図的に切断させることを防ぐため

ケーブルを露出配線してしまうと見た目がわるくなってしまいます。
また屋外に設置する以上、ケーブルが雨風や直射日光に晒されることで劣化してしまうおそれがあります。
そのために配管を敷設します。要するにケーブルが露出しないように保護材などを使って被覆してしまうことです。
ケーブル用ダクトの中でも、PF管という屋外で使える対候性のものが特にオススメです。直線的な配線が多い区間はVE管というまっすぐな配管を用いることもあります。

ケーブルを屋内に引き込む場合は壁面に穴をあけて入線します。
壁に穴を開けた場合は、虫や隙間風の侵入を防ぐために入線BOXを取り付けます。入線BOXは室内の気密性を保ちつつ、ケーブルだけを引き込めるようにする設備です。